第20回ドラムサークル for ティーチャーズ 2026 in 大阪 開催レポート
2026年8月1日(土)〜2日(日)、大阪の KOKO PLAZA にて「第20回ドラムサークル for ティーチャーズ2026」が開催されました。「教室の空気が変わる、はじめてのドラムサークル体験」をテーマに、全国の教育関係者をはじめ様々な方々が集った2日間の様子をレポートします。
【第1日目:教育的効果の理解とファシリテーションの基礎】
実行委員長の豊雅子氏によるオープニングドラムサークルで、第20回ドラムサークルforティーチャーズは華やかに幕を開けました。参加者同士が音で繋がり一体となったところで、メイン講師・石川るり子氏の午前講座が始まりました。講座では、イメージを即座に音にする「音楽的基礎力」の向上や、セロトニン活性化による情緒の安定といった教育的効果について解説。さらに、トーンチャイムの活用など、授業へ導入する具体的なステップが示されました。
午後は箕浦代表理事のガイドのもと、数人ずつのグループに分かれて「ファシリテーション講座」を実施。ベテランのサポートを受けながら、基本的なファシリテーション・キュー(合図)の出し方を実際に身体を動かして練習しました。続く石川氏の午後の講座では、実際の授業映像を基に、授業における導入の方法や現場での様々な状況への対応策を深掘りしました。最後は活発な質疑応答が行われ、実践への自信を深める学びの多い1日となりました。
【第2日目:ニーズ別分科会と、現場実践を深める午後のプログラム】
第2日目は、理事の小倉輝久氏によるモーニングドラムサークルでスタートしました。高齢者福祉の現場などで活用されている手法を楽しみながら体験し、心身を解きほぐしたところで午前の分科会へと移りました。
「初心者クラス」では、石川るり子氏の指導のもと、基本キューを繰り返し練習し、それぞれの現場に帰った時に、自信を持って「はじめの一歩」を踏み出せるよう、実践に即したトレーニングを行いました。一方、「経験者クラス」では、現場での具体的な悩みや高度な技術について、活発な情報共有と意見交換が行われました。
午後は、「ぽむ・るーじゅ」の小池晶子氏による、楽器がなくてもできる、言葉遊びやボディパーカッションのワークが紹介されました。また、絵本とドラムサークルが融合した素敵なコラボレーションも体験し、表現の可能性を広げました。
続く実践レポートでは、藤原かおり氏より音楽の授業にドラムサークルをいかに取り入れていったかという具体的な事例が共有され、明日からの活動に直結するヒントが示されました。また、藤原和恵氏からは、和太鼓指導にドラムサークルの手法を融合させ、身体の動きを交えた「ぐっぱリズム」を習得していく子どもたちの様子がパワフルに報告されました。
最後に、ファイナルドラムサークルで、一体感あふれるビートと共に幕を閉じました。講師の皆様、そしてご参加いただいた全ての皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました!
【参加者の声】
アンケートには、学びの深さを物語る多くのメッセージが寄せられました。
「身体表現が元々苦手でしたが、キューの出し方の基本をていねいにくり返し行っていただけて、心身ともに解放されました」
「ドラムがそろっていなくても、他の打楽器でもできることが分かり安心しました。具体的な声かけの仕方がとても分かりやすく勉強になりました」
「それぞれの発表も素晴らしかった上、参加者が互いを心からリスペクトする雰囲気が心地良く、終始安心安全な学びの場になっていたと思います」
「今度こそやってみよう!と思いました。授業で協力してもらうために、まずは担任の先生方を招いてドラムサークルをしてみたいです」
