高齢者施設におけるドラムサークル研究がポスター発表で優秀賞を受賞。

高齢者施設におけるドラムサークル研究がポスター発表で優秀賞を受賞。

2023年11月11日に京都にて公益財団法人ひと・健康・未来研究財団により開催されました助成研究発表会にて、九州大学の岡崎研太郎先生のポスター発表「通所型デイケア施設におけるドラムサークルワークショップの開発と高齢者・介護職員に与える影響の混合研究法による評価」が優秀賞を受賞されました。おめでとうございます!

 

 

 

 

本研究は2020年度の研究助成事業に採択されておりましたが、開始前にコロナ禍が始まってしまい、今年になり、実施期間を短くして行われたものです。メイン研究者の岡崎先生が当初は名古屋大学にいらしたご縁で、メインファシリテーターは当協会代表理事の箕浦恭代が務め、名古屋大学の末松三奈先生とともに共同研究者となっております。また、当協会の会計補佐として協会運営に尽力してくださっている一般社団法人メディカルリズム協会の代表理事 若林竜丞さんにも東京からサブファシリテーターとして参加いただきました。研究は名古屋市昭和区にあります「いきいきヒルズデイサービスセンター」様のご協力のもと、複数回のドラムサークルを実施しました。

残念ながら認知機能に関して統計的には有意な数字は出ませんでしたが、参加された高齢者の皆様はとても楽しんでいらして、自尊感情やウェルビーイングには良い効果がありそうです、とのこと。今後は施設スタッフへのグループインタビューという手法で、「質的な変化」についての研究を続けていかれるそうです。いずれは論文となるそうですので、またお知らせができるかと思います。

*発表に使われたポスターの原稿はこちら